translation for GLib 2.2.1 Reference Manual was completed.

[Takeshi AIHANA <aihana@xxxxxxxxxxxxxxx>]

こんばんは、相花です。

GLib Reference Manual (バージョン 2.2.1 向け) の翻訳が完了しました。
下記にて閲覧できます。
GLib リファレンスマニュアル (2.2.1版):
<http://www.gnome.gr.jp/docs/glib-2.2.x-refs/glib/index.html>

バージョン 2.2.0 の原文は
GLib Reference Manual (for GLib 2.2.0):
<http://developer.gnome.org/doc/API/2.2/glib/index.html>

英文と和文が併記された原文 (*.sgml) は下記にて閲覧できます。
<http://61-21-60-232.home.ne.jp/cgi-bin/cvsweb.cgi/glib-2.2.x-refs/glib/?cvsroot=%a5%c9%a5%ad%a5%e5%a5%e1%a5%f3%a5%c8>

新規翻訳に加え、バージョン 1.2 版と同じセクションも全て翻訳を
見直したつもりです
(ということで、1.2 版にはいくつか誤植や意味不明な訳文がありましたが、
 現在の所 1.2 版を修正する予定はないです)。
誤植や意味不明なものがありましたら、<gnome-translation@xxxxxxxxxxx> にて
お願いします。


以下、翻訳中に気づいた 1.2 版 (v1.2) と 2.2.1 版 (v2.2.1) の簡単な違いを記します。
冒頭のセクション "GLib の概要 - GLib の変更点" にも変更点が記載されています。

      |関数の数|マクロの数|
------+--------+----------+
v1.2  |  440個 |    232個 | 
v2.2.1|  825個 |    293個 | (Deprecated になった 25個の関数等を含む)
---------------------------------------------------------------------
関数の数 =`grep -n "FUNCTION" tmpl/*.sgml | uniq | wc -l`
マクロの数=`grep -n "MACRO" tmpl/*.sgml | uniq | wc -l`
Deprecatedの数=grep -n "\@Deprecated:" tmpl/*.sgml | uniq | wc -l`

追加されたセクション:
ユーティリティに関連するものが比率的に多く追加されています。
特に Unicode 関連の関数やマクロの追加とそれに伴って関連する関数の仕様変更がみられます。

+ GLib の概要 (GLib の変更点やコンパイル方法などの紹介)
+ 数値の定義 (幾何学定数と浮動小数点数の分解)
+ スレッド・プール (同時に処理する複数のスレッド・プール)
+ 非同期キュー (スレッド間で非同期に通信する)
+ エラーの報告 (エラーを報告するシステム)
+ 文字セットの変換 (iconv() 関数を使って異なる文字セットの間で文字列を変換する)
+ Unicode の取り扱い (Unicode 文字や UTF-8 文字列を操作する関数)
+ 乱数 (疑似乱数の生成)
+ プロセスの生成 (fork()/exec() 関数を使ってプロセスを起動する)
+ ファイル・ユーティリティ (ファイルに関するいろいろな関数)
+ Shell 関連のユーティリティ (Shell のようなコマンドライン操作)
+ Glob スタイルのパターン・マッチング 
  ('*' (ワイルドカード) と '?' (ジョーカー) を含むパターンに対して文字列をマッチする)
+ シンプルな XML サブセットのパーサ (XML のサブセットをパースする)
+ 両端キュー (両端キュー (dequeue: double-ended queue) データの構造体)
+ トラッシュ・スタック (使用していないメモリ・チャンクのスタックを保守する)

引き続き gobject のリファレンスマニュアルの翻訳を行う予定です。

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(相花)