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GIMP プラグインでの From: 及び To: の扱いについて


こんにちは、 島本です。

一部でうまくいっていない GIMP の UI の訳語について、 PO ファイルのみならず
C ファイルの変更ができないか、 またそれはどの部分にするべきかとの相談です。

"From:" は「カラーマップ回転」、「色を透明度に」、「FLIC 動画」の3つのプラグインで
使われており、「最初:」と訳されていますがうまくなじんでいるとは思えません。
"To:" は「カラーマップ回転」、「FLIC 動画」の2つのプラグインで使われており、
「宛:」と訳されていますが同様にしっくりとはいっていないようにも思えます。
とくに「色を透明度に」は UI のレイアウトが
>   "From:"  [[色変更ボタン]]  "to alpha"
となっていて、この語が使われている他のプラグイン上の場面と整合を取りながら
ふさわしい訳語を探りあてることはほとんど不可能であろうと思います。

そこでこれらの語を適切に訳しわけるため、ソースコードにコンテキストタグを
挿入してもらうよう開発者に提案してはどうかと考えています。英語の表現が
まったく同じでも、コンテキストタグによって PO ファイル内で対訳の組が複数に
分かれるので、 他の UI に気兼ねなく訳語をその場面にあわせて自由に選べる
ようになります。コンテキストタグを共通にすればその部分で同じ訳語が充てられる
ことを明示できます。

ソース上で "From:" は5箇所、 "To:" は4箇所現れます。これらをすべて別個に
訳せるようにするのか、あるいはどことどこを共通の訳とするかは UI 翻訳を
担われているにしぼりさんにお任せします。

しかし例えば「カラーマップ回転」では "From:" を「元の色範囲」、 "To:" を
「回転後の色範囲」としてみたり、 その一方で「色を透明度に」では
"From:" をただの空白文字ひとつ「 」にしてしまい "to alpha" を
「の色の強さに比例して透過させる」と書く大胆な訳もできそうです。

必要な変更部分が決まり次第、パッチファイルにしてバグジラにて提案します。
採用していただけるようできるだけ切実さをアピールするつもりです(笑)。

なお私はこんな方法があることを今まで知らず、GETTEXTの弱点だとばかり
思い込んでおりました。今月始めにイタリア語訳の担当者が同様の困難を
GIMP 開発者のメーリングリストで訴えたときに寄せられた回答から、
コンテキストタグのことを知りました。したがってこの方法には詳しくありません。
GLibのマニュアルを見ながらソースをいじっているところです。
むしろ何か思い違いをしているかもしれませんので、既にご存知ならどうか
ご指摘いただければとても助かります。

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SimaMoto,RyōTa <liangtai.s4@xxxxxxxxx>
http://code.google.com/p/gimp-doc-ja/