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zenity - master


こんにちは、GNOME 翻訳チームからお知らせします。

zenity - master - help (日本語) で状態が変更されました。現在の状態は 翻訳済み です。
http://l10n.gnome.org/vertimus/zenity/master/help/ja

> * 「ウィンドウの前に位置させる」という表現が、ウィンドウの「前面に」位置させる、ということのように読める 
> * ウィンドウの「前面に」位置させることを無効にできるということは、ウィンドウの「背面に」位置させることが可能なのか、と読める。 
> ということです。実際私は、一見してそう読みました。 

私の理解は、このとおりの挙動です。

* デフォルトでは、呼び出された端末ウィンドウより、常に前面に位置し続ける
* WINDOWID を unset することでこの挙動を変更できる。

 gnome-terminal から、bash 環境で

$ zenity --about

とした場合、呼び出された端末のウィンドウをクリックしても「Zenity について」というウィンドウは、(フォーカスは外れるものの)端末ウィンドウよりも前面に位置する。
 WINDOWID を unset する場合、すなわち、

$ env -u WINDOWID zenity --about

のように実行した場合、呼び出された端末のウィンドウをクリックすると「Zenity について」というウィンドウが、端末ウィンドウの背面に隠れる挙動となります。
 なお、次のように変更しました。

@@ -471,9 +471,9 @@ msgid ""
 "keeps itself above that window. This behavior can be disabled by unsetting "
 "the <var>WINDOWID</var> environment variable."
 msgstr ""
-"通常、Zenity は起動された端末ウィンドウを検出し、そのウィンドウの前に自身を位"
-"置させ続けます。この振る舞いは、<var>WINDOWID</var> という環境変数を空にする"
-"ことにより、無効にできます。"
+"通常、Zenity は自身が起動された端末ウィンドウを検出し、そのウィンドウより前面"
+"に位置し続けます。この振る舞いは、<var>WINDOWID</var> という環境変数の定義を"
+"解除することにより、無効にできます。"

> 原文はで above なので、「前に」という言い方はしていません。 

ここでの above は、「…より上に」という意味と捉えてここでは、ウィンドウの前後関係を言っているものと判断しましたし、実際にそのように動作することを確認しています。


> この修正は、シェルスクリプトで使う機能の説明としての厳密さにおいて、劣化してしまっています。 

この指摘はごもっともです。ただし、

> > > "環境変数を解除する" とかいかがでしょうか。 
> という提案が捨てられたのはなぜでしょうか? 

"環境変数を解除する"という表現がしっくり来なかったので今一度、Web を調べた所、「環境変数の定義を解除する」という表現が見つかりましたのでそちらを採用しました。

# 古い bash の日本語 man ページでは、「設定を取り消す」という表現が採用されていたようです。

Yasumichi Akahoshi
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l10n.gnome.org から自動的に送信されたメッセージです。