Deckard: a Web based Glade Runner

[Jiro Matsuzawa <jmatsuzawa@xxxxxxxxx>]

松澤です。

gnome-i18@で話題になっているのでご存知の方もいると思いますが、webブラウザーからGNOMEアプリのUIを確認できる、Deckardというwebアプリケーションがあります。Damned
Liesと連携できるように進められているようです。
http://deckard.malizor.org/
https://mail.gnome.org/archives/gnome-i18n/2013-January/msg00059.html

GTKアプリケーションは.uiというXMLでUIを定義することができ、それを利用して実現しているようです。静的な.uiファイルから実際のUIを表示するというのは、いままでもglade-previewerというツールを使って可能でした。これをWebベースでやってしまおうということです。

魅力としては、
* ブラウザーから確認できる (経験の浅い人にもとっつきやすそう)
* 翻訳適用済みのUIも簡単に確認できる
  - リポジトリのpo、Damned Liesに上げたpo、ローカルのpo、など適用できる
などだと思います。


使い方は、
1. [Select a module] から対象のモジュールを選択する
2. [Select a file] から確認したいUIファイルを選択する
3. [Select a language] から言語 (ja_JP - 日本語)を選択する
4. [Display] を押す
これで、リポジトリのja.poを使って、UIをブラウザー上に表示してくれます。
自分のローカルのpoを適用させたい場合は、
1,2まで同様で、
3. [Custom PO file for this UI]からローカルのpoを指定する
4. [Upload]を押す (すると [Select a languageの欄にアップロードしたpoのファイル名が表示される
5. [Display]を押す

あと、翻訳者が直接使うことはあまりなさそうですが、以下のようにURLのパラメータにD-L上のpoを指定してその翻訳も適用できるようです。
http://deckard.malizor.org/?module=totem&file=totem-master-po-ja-32541_2.merged.po


現状の制約としては
* 確認できるのは.uiファイルだけ
* モジュールはまだ一部だけ
* ブランチはmasterだけ(? 詳細未確認)
などがあります。


試してみるとおもしろいです。


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Jiro Matsuzawa
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