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im-canna 0.3.2 リリース
im-canna 0.3.2 をリリースしたのでアナウンスします。
im-cannaはかんなのためのGTK+2 immoduleです。im-cannaを使うとkinput2やIIIMFを
使わずにGTK+2アプリケーションに、かんなを使った日本語入力をすることができます。
バージョンが0.3.2になってようやく、かんな暦10年(!)の自分がストレスなく入力できる
ようになりました。
<im-cannaの特長>
・日本語モード切り替えの柔軟性
Shift+Space, Control+Space, Alt+漢字, Ctrl-\で日本語モードのOn/Offができます。
・snooper関数による優先的なキーイベントハンドリング
Ctrlキー操作を、GTK+2アプリケーションのショートカットよりも優先的に処理します。
kinput2を使った入力で起こるバグが起こりません。
この機能はUIMのものまねですが、マネしきれていないので挙動は異なります。
・多くのキーバインディングを追加
kinput2を置き換えられるかどうか?と言う観点から多くのキーバインディングを
サポートしています。
・ホイールマウスによる候補選択操作
キー操作以外にも、ホイールマウスで侯補を閲覧することができます。
・ふりがな入力機能
日本語入力の侯補確定時に、漢字の読み仮名もアプリケーションに入力できます。
ただしこの機能のためにはアプリケーション側のサポートも必要で、現在
ふりがな入力機能をサポートしているアプリケーションはありません。
(ふりがな機能を使える、オフィシャルでないGnumericは存在します。)
・GTK+2による、平易なソースコード
もともとはかんなを使った入力メソッドのminimumなサンプルを開発者に示すのに
作ったものです。GTK+2アプリの開発知識があれば容易に拡張できます。
im-jaが派生したのは1つの成果であります。
いいことばかり書いていますが、詳細は使ってみると分かります。
<ダウンロード>
http://bonobo.gnome.gr.jp/~nakai/immodule/im-canna-0.3.2.tar.gz
http://bonobo.gnome.gr.jp/~nakai/immodule/im-canna-0.3.2-1.src.rpm
http://bonobo.gnome.gr.jp/~nakai/immodule/
<既知のバグ>
・Mozillaの入力で、最初の日本語モード切り替えがうまくいきません。
2度め以降からは入力できます。ただ、これはかんな側のバグのような
気がしています。
<今後のアナウンス>
今後のバージョンについては、特に要望がない限りwww.gnomefiles.orgにてアナウンス予定です。
http://www.gnomefiles.org/
http://www.gnomefiles.org/app.php?soft_id=302
--
Nakai