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gnome-user-docs - master


こんにちは、GNOME 翻訳チームからお知らせします。

gnome-user-docs - master - gnome-help (日本語) に新しいコメントがあります。
http://l10n.gnome.org/vertimus/gnome-user-docs/master/gnome-help/ja

赤星さん:

 msgid "People could even use computers to systematically try to guess your password, so even one that would be difficult for a human to guess might be extremely easy for a computer program to crack. Here are some tips for choosing a good password:"
-msgstr "人間が推測するのが困難なパスワードであってもコンピュータープログラムにとってはクラックするのが非常に容易です。そのため人々は、あなたのパスワードの推測を系統的に試みるためにコンピュータを使うことができます。良いパスワードを選択するためのいくつかの秘訣を示します。"
+msgstr "コンピューターを使って、あなたのパスワードの推測が系統的に試みられることもあります。人間には推測が困難なパスワードであっても、コンピュータープログラムならいとも簡単に解析できる場合があるためです。良いパスワードを選択するためのポイントを説明します。"
 
第1文は、各節を文として独立させるなら、その前後をひっくり返さずにそのまま維持した方が良いかなと思います。
第1文前半のcould even useは、使うことができる、ではなく、使うこともありうる(使うことすらある)、という意味でしょう。
第1文後半はmightの意味が完全に落ちているので、文脈上前後のつながりがぶったぎられてしまっているように感じました。「非常に容易です」と断定してしまったら、コンピューター使われたらお手上げなのね、となってしまいます。ここでは、パスワードによっては簡単に特定できるものがある、という意味でmightだと思います。



 msgid "Use a mixture of upper-case and lower-case letters, numbers, symbols and spaces in the password. This makes it more difficult to guess; there are more symbols from which to choose, meaning more possible passwords that someone would have to check when trying to guess yours."
-msgstr "パスワードに大文字および小文字、数字、記号および空白を混在させたものを使用します。これにより、推測するのをより困難にします。選択したパスワードに多くの記号があることは、誰かがあなたのパスワードの推測を試みる際に検査する必要のあるパスワードをより多くすることを意味します。"
+msgstr "パスワードに大文字、小文字、数字、記号および空白を混在させたものを使用します。これにより、推測するのをより困難になります。選択したパスワードに多くの記号があることは、パスワードを推測するにあたり、より多くのパスワードを検査しなければならないということを意味します。"

前半は「および」が2回でてくるのが引っかかりました。
後半は日本語が複雑で一読しただけで、何を言っているのかわかりませんでした (原文自体が複雑なので、しょうがない面はありますが)。
 
 
 msgid "A good method for choosing a password is to take the first letter of each word in a phrase that you can remember. The phrase could be the name of a movie, a book, a song or an album. For example, \"Flatland: A Romance of Many Dimensions\" would become F:ARoMD or faromd or f: aromd."
-msgstr "パスワードを選択する良い方法は、記憶することのできる熟語のそれぞれの単語の頭文字を取ることです。その熟語は、映画、書籍、シングルやアルバムの名前がありえます。例えば、「Flatland: A Romance of Many Dimensions」 であれば、「F:ARoMD」や「faromd」あるいは「f: aromd」になります。"
+msgstr "パスワードを選択する良い方法は、記憶することのできるフレーズの各単語の頭文字を使用することです。そのフレーズは、映画や、書籍、歌、アルバムの名前がありえます。たとえば、「Flatland: A Romance of Many Dimensions」 であれば、「F:ARoMD」や「faromd」あるいは「f: aromd」などになります。"

熟語 =>フレーズ。日本語でいう熟語とは異なるので、そのままフレーズでよいかなと思いました。
シングル => 歌 (song)。
 

 msgid "Make your password as long as possible. The more characters it contains, the longer it should take for a person or computer to guess it."
-msgstr "パスワードは可能な限り長くします。より多く文字が含まれるほど、人やコンピューターがパスワードを推測する時間がより長くなります。"
+msgstr "パスワードは可能なかぎり長くします。使用する文字が多くなるほど、人やコンピューターがパスワードを推測するのに掛かる時間が長くなります。"

限り => かぎり
「〜するほど〜」と言っているので、「より」は不要かなと思います。
 

 msgid "Do not use any words that appear in a standard dictionary in any language. Password crackers will try these first. The most common password is \"password\" -- people can guess passwords like this very quickly!"
-msgstr "任意の言語の標準的な辞書に現れる語句を使用してはいけません。パスワードクラッカーは、最初にこれらを試みます。最も一般的なパスワードは「password」です。人々は、このようなパスワードを非常に速く推測することができます!"
+msgstr "言語を問わず、一般的な辞書に載っている語句は使用しないでください。パスワードクラッカーは、最初にこれらを試します。もっともよく使われているパスワードは「password」です。このようなパスワードは、すぐに特定されてしまいます!"

any language は、「任意の言語」ではなく「どんな言語でも」という意味でしょう。「任意の言語」と言われても、任意も何もないと思います。
辞書に現れる => 辞書に載っている
してはいけません => しないでください。なんだか高圧的に感じました (私だけ?)。
commonは、一般的ではなく、ありふれたという意味でしょう (一般的に使ってはいけませんし)。 
最後の文は、こんなパスワードを使うなよという感じを出すために、「ソッコーでバレます」としたいのですが、良い表現が思いつきませんでした。

 
 msgid "Do not use any personal information such as a date, license plate number, or any family member's name."
-msgstr "日付、免許証番号あるいは家族の誰かの名前といった個人情報を使用してはいけません。"
+msgstr "何かの日付、車のナンバー、あるいは家族の名前などの自分にかかわる情報を使用しないでください。"

license plate は、免許証ではなく、ナンバープレートのことですね。
a date は、個人情報でもないので、個人情報を避けました。
 

 msgid "Do not use any nouns."
-msgstr "名詞を使用してはいけません。"
+msgstr "名詞を使用しないでください。"
 

 msgid "Choose a password that can be typed quickly, to decrease the chances of someone being able to make out what you have typed if they happen to be watching you."
-msgstr "誰かがあなたを見ている場合に何を入力したかを理解できる機会を減らすために素早く入力できるパスワードを選択します。"
+msgstr "すばやく入力できるパスワードを選択して、思わぬところで誰かに見られている場合でも入力内容を読み取りにくくします。"
 
ここも、逐語訳的で読んでいて引っかかります。


 msgid "Never write your passwords down anywhere. They can be easily found!"
-msgstr "いかなる場所にもパスワードを書き留めないでください。それらは、簡単に見つかってしまいます!"
+msgstr "パスワードはどこにも書き留めないでください。それらは、簡単に見つかってしまいます。"

「いかなる」など文語調は避けてください。
 

 msgid "Use different passwords for different things."
-msgstr "目的の異なるパスワードには、別のパスワードを使用します。"
+msgstr "対象ごとに、別のパスワードを使用します。"

ここは日本語の意味が理解しづらかったです (パスワードの目的? パスワードにパスワードを使用する? など)。
 
 
 msgid "If you use the same password for all of your accounts, anyone who guesses it will be able to access all of your accounts immediately."
-msgstr "もし、すべてのアカウントに同じパスワードを使用するとパスワードを推測した誰かが、ただちにすべてのアカウントにアクセスすることができます。"
+msgstr"もし、すべてのアカウントに同じパスワードを使用すれば、パスワードを特定した人間が、ただちにすべてのアカウントにアクセスできてしまいます。"
 

Jiro Matsuzawa
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l10n.gnome.org から自動的に送信されたメッセージです。