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Re: カタカナ複合語における中点の取り扱いについて
松澤です。
カタカナ複合語の扱いについて、スタイルや基準を明文化するというのには賛成です。
付ける/付けないでけっこう揺れがあったりしますし、そのあたりを決めておけば訳語も
一定しますし、翻訳する人もいちいち悩まなくていいので、良いでしょう。
* セパレーターは何を使うか
分かち書きのセパレーターとして中点はよく使われてきた実績がありますが、スペー
ス(U+0020)など他にも候補はあります。たとえばMSだったかはスペースを使うこと
を明文化していたと記憶しています。
実際、スペースを使った例はGNOMEにもあります。
いずれも一長一短あって(第三のものも含めて)何が適当かは判断しかねていますが、
どちらかというとスペースの方に傾いています。
* 分かち書きの基準
分かち書き自体は日本語表記との相性がいい訳ではない(と私は思っている)ので、極
力使わないようにしたいというのは賛成です。一方で区切りがないと読みづらいとい
うケースもご指摘通りあるので、付ける/付けないをできるだけ悩まずに決められるよ
うにしたいです。「誤解が生じるおそれがある場合」ではどうしても恣意的になって
しまいます。
たとえば、
- n単語以上連結する場合は区切る
- n文字以上になる場合は区切る
など。
もちろん慣習的に区切らないというのもあるので、その辺の判断は使用例の多寡で決
めればよいでしょうか。(反対に慣習的に区切る、というケースはパッと浮かびませんね)
* 分かち書きをしない工夫
ようするにむやみにカタカナ訳語を連続させないようにしませんか、ということですね。
たとえば「バージョン・コントロール・システム」ではなく、バージョン管理システム」
にする、とか。
これは少し話題が違う気もするので、ほっといていただいても構いません。
--
Jiro Matsuzawa
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