[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index][TOP]

Re: 「コンパイラ」の長音付与


谷口康明です。

2012年1月6日10:14 Yasumichi Akahoshi <yasumichi@xxxxxxxxxxxxx>:
>  赤星です。
>
>> GCC, GNU binutils のメッセージカタログの翻訳をしています。
>> これらのツールの翻訳にあたっては JIS 規格の言葉との整合性を
>> 合わせる必要も出てくると考えています。
>
>  JISZ8301「規格票の様式及び作成方法」に G.6.2.2「英語の語尾に
> 対応する長音符号の扱い」というのがあり、少しだけ引用します。
snip
> 「表 G.3」には、「その言葉が 3 音以上の場合には,語尾に長音符号を付けない。 」ともあり、
> 若干、判断が難しいです。
>  開発ツールの用語がどれにあたるのか、判断しかねますが、JIS に合わせることのメリット
> は、なんでしょうか。

改めて問われてみると、私の視点はGCC, binutils からのみのものでした。
GCC, binutils はプログラミング言語規格への準拠というのが求められるので、
用語を ISO および JIS に合わせないという選択肢は無いです。

ですが、 GNOME がバックエンドである GCC などと不整合が生じることを
許容するなら JIS の用語と無理に合わせる必要は無いですね。


実際に長音記号をつけないのは*伝統的な*表記にしか過ぎないので、
私自身はプログラミング言語も含めて変更する方が良いと思っています。
C11 や C++11 が正式に ISO/IEC 標準となったため、JIS 規格もそのうち改訂される
と思います。それに併せて長音記号をつけるよう見直されると良いと希望はして
います。しかし、個人ではどうともならない領域です。JIS の翻訳作業部会に参加している
経済産業省および商用ベンダーの動向次第というのが実際のところですね。

-- 
Yasuaki Taniguchi (谷口康明)
  yasuakit@xxxxxxxxx
 yasuakit@xxxxxxxxxxxxxxxxxx