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Re: GNU のライセンスの翻訳について


昨日、自分のデスクトップですぐに確認できる GUI アプリケーションについ
て見てみたところでした。

> ひょっとしたら、原文自体に複数のバリアントが存在するかもしれない、というのを懸念していて、

これは GNOME 内のことについて言われていて、それ以外のものにはみなさん
関心はないかもしれませんが、ものはついでなので、ここに付けておきます。

私としては、ライセンス全文?に How to apply... の章を含まないのがいくつも
あるのが意外でした。

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Debian sid (現時点)のパッケージでインストールしたもの
(ただし WordPress はオリジナル日本語版をインストールしたもの)。

GNOME のものはほぼどれも同じ。

Gedit
	案内は1行簡略型の原文。

Audacity
	いきなり GPLv2 の原文。ただし箇条書きの部分まででそれより後の部分がない(表題や前文はある)。

Xsane
	冒頭に翻訳された案内があって、その下に GPLv2 の原文。ただし原文は箇条書きの部分まででそれより後の部分がない(表題や前文はある)。

Inkscape
	いきなり GPLv2 の原文全文

Psi
	冒頭に Qt に関する文(英語)があって、その下に GPLv2 の原文。ただし原文は箇条書きの部分まででそれより後の部分がない(表題や前文はある)。

Pidgin
	独自の案内文(翻訳)。GPLv2 であることと無保証であることが書かれている。

Xfce
	「著作権」というタブのなかに、独自の案内文(各パッケージが LGPLv2, GPLv2 であること)。翻訳。
	その下に「GPL」「LGPL」などのボタン。表示されるのは原文。ただし原文は箇条書きの部分まででそれより後の部分がない(表題や前文はある)。

LibreOffice
	独自の案内文(翻訳)。LGPLv3。その下の「ライセンスを表示」ボタンで多数のライセンスの原文全文。

WordPress
	独自の案内文(翻訳)。「ライセンス」のリンク先 ( http://wordpress.org/about/license/ ) はまた別の独自の案内文(英語)。その「the text of the license」のリンク先は GPLv2 の原文。ただし原文は箇条書きの部分まででそれより後の部分がない。
	ソースコードに同梱されている lisence.txt は、冒頭に WordPress についての説明(英語)があって、その下に GPLv2 の原文全文。さらにその下に数行の WordPress についての説明(英語)。
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